淡い藍色にそまった
煌びやか、儚い、健気、寂しそう。
一つとして、交わることのない気さえする言葉を、まぜた。
あなたは綺麗な藍色に仕上がった。
わたしはぐちゃぐちゃになった。
ねぇ、知らないでしょう?
人間がどんな生き物だか。
私は、しってる。
知りたくなかった、分かりたくなかった・・・かわりたくなかった。
でも、知ってしまった。
人間は美しくない。
赤子の時に最初に持っていた感情から美しくない。
醜い。
表でにこにこしているのに、裏では陰口ばっかり。
何食わぬ顔で笑顔を振りまく。
そんな小さな矛盾でさえ、ひっくり返すような生き物。
信用できない。だれも、信用してはいけない。
なのに、だれかのぬくもりが欲しい。
死にたいのに、明日が欲しい。
だれかに会いたい。
泣けないはずなのに、なにかがこみ上げてきて、苦しくなる。
これは夢?
現実?
目が覚めても目が覚めてもわからない。気づけない。
たすけて。
怖い。
たすけて、たすけて。