かあさん
ねえかあさん。
ちゃんと私の事を見てますか?
ちゃんと私の事を分かってますか?
ちゃんと私の事を愛してますか?
母さん、気付いてよ。
こんなに苦しいんだよ。
私が最後に笑ったのはいつだったかわかる?
私が一番して欲しいことわかる?
ねえ、分かってよ。
どんなに嫌いだって、どんなに憎んだって、どんなに妬んだっても。
あなたは私の血の繋がったたった一人の「お母さん」なんだから。
どれだけ暴力を振られたって構わない。
どれだけ傷つけられたって構わない。
どんなことを言われたって我慢する。
どんなことだって我慢してみせる。
でもさ、
どれだけ我慢したら
子供に戻れるのかな?
あのね、子供の時みたいに笑いたいんだ。
家族のぬくもりの中で、安心して、笑って、そうやって過ごしていきたかった。
変わりたくなかったのに、全てが変わってしまった。
小さい頃のお気に入りの玩具は、いまとなってはただのガラクタ。
こんな未来ならいらなかったよ。
この気持ちをもし知っていたなら。
生まれてこなければ良かった。